ぜくし〜。お姉さんです。
狩って、買って、破れて、鼻血を吹く。そんな大冒険がいっぱいでした。
「何言ってるか分かんないよ。ついに…」なんて病人扱いされても困るのできちんと順を追って説明しましょう。
服を手に入れるために狩りを続けるお姉さん。狙うは可愛い赤のワンピース。
狩りで疲れた身体を癒すため、帰って来た町で「ジェントルメンが通りかかって買ってくれないかしら?」などと思いながら見ていたお店で可愛い赤いシャツを発見しました。
気が付くとお姉さん、赤いシャツを持って立っていました。
シャツだけ着るなんて不用意に色香を振り撒くような真似は出来ません。
お陰でまたしばらく下着の生活が続きましたが、どうにか無事ワンピースを手に入れ嬉しくなったお姉さんはこの喜びを周囲に振り撒くべく、町の外まで見せびらかしに行きました。
「オークさん。どう?可愛いでしょ?」
欲情したオークさんが襲い掛かってきてシャツを破いてしまいました。
その瞬間です。興奮した本体が鼻血を吹きました。
お姉さんのシャツを破いたオークさんにお灸を据えつつ、お姉さんは本体に優しく語り掛けました。
「あなたの気持ちは嬉しいけど、お姉さんとあなたは所詮住む世界が違うのよ。」
|