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2004年08月

ぶんぶん。

2004/08/07(土) 晴れ
 プログラマーはケチでした。
 良い子のみんなおひさしゅう。お姉さんです。

 ケチな上に氷をとってこいと言い出す始末だったので、彼とは付き合いきれません。
 そんなこんなでルビーを求めて様々な場所を旅したお姉さんですが、ついに運命の人と出会いました。

 呼んでもいないのに煙と共にやってきて、徒党を組んでお姉さんの行く手を阻んだ挙句に指先一つでダウンする、たつ巻吾郎君です。

 ある日お姉さんが一人で道を歩いていると、いつものように彼らが道路の真中で溜まっていたので注意すると、ルビーをくれました。
 その後、またその道を通りかかることがあったので、溜まっている彼らを注意したら今度は水晶をくれました。

 …これは徹底的に取り締まるしかありません。

 その後、彼らがお姉さんに宝石をくれることはありませんでしたが、彼らと過ごした熱い夏の日々は忘れません。

ろくな大人にならないぞ!

2004/08/08(日) 晴れ
 金星人の運命〜!
 良い子のみんなこんばんわ。お姉さんです。

 都会で知り合った、老い先短いおじいさんが焼き鳥が食べたいのう…とブレイクダンスをしながら言ったので、焼き鳥を持ってきてあげることにしました。
 おとなしく寝てなさいと言いかけましたが、片足を棺おけに突っ込んでいるようなおじいさんのやる事。できるうちに好きなことをさせてあげようと思い直し、あえて突っ込まない方向でいくことにしました。

 ですがお姉さんの主食は大根と卵なので、おいしい焼き鳥のありかを知りません。これは困りました。
 そのとき、ふっと占いの館のことを思い出しました。
 細木数子先生ならばきっと美味しい焼き鳥のある場所を教えてくれるに違いありません。

 勢い込んで館の門を叩くと、鼻を垂らした小学生と、同じくらいの年頃の小娘がいました。
 数子先生はどこ?とお姉さんが聞く前に「占い料1回金塊一個でーす。」と小娘が言い放ちました。

 何と欲の皮のつっぱった小学生でしょう。彼女達の将来がとても心配です。

彼女はもう立派な大人です。

2004/08/13(金) 絶好のお墓洗い日より
 フィ〜バ〜!
 良い子のみんなこんばんわ。お姉さんです。

 なぜか今、お姉さんは洞窟の奥深くにいます。これというのも、前回知り合った占い師のジェシカちゃんの占いに従ったからです。

 あの後いろいろあってジェシカちゃんが、「同情するなら金をくれ!」とか甘ったれた事を抜かしたため、金を投げつけました。すると、「まいど〜!」と満面の笑みで答えました。
 鼻血を流しながら微笑む彼女の中に商人としての逞しさと誇りをみました。

 その結果、洞窟の奥深くに行けばお姉さんの一番欲しい物が手に入ると言われ、ここに至ったというわけです。
 こんなところで焼き鳥を焼いていようものなら一酸化炭素中毒で果てることは請け合い。かといって商人の彼女が丸っきりうそを言うとも思えません…。

 あ、なんかピカピカ光る骨が出てきました。いきなり石を投げつけてきたのでとっちめてやります。

 …ふ〜。まったく礼儀を知らない骨は困りますね。健さんを見習ってほしいものです。

 さっきの骨がなんだかよく分からないものを落としたので、ジェシカちゃんのところに行ってみましょう。一目見た瞬間にダストボックスにシュートしそうになりましたが、これがお姉さんの一番欲しい物なのでしょうか…?

 ジェシカちゃんに聞いてみると、これはさっきの骨の魂だそうです。
 あの骨は近隣の村を襲う悪い骨で、退治しても退治しても魂を封印しない限り復活するそうで、毎夜農作物を食い荒らすために村人達がほとほと手を焼いていたとの事でした。
 なにか釈然としないものを感じましたが、そんなお姉さんにジェシカちゃんが退治してくれたお礼にと、ルビーと水晶をくれました。

 彼女の占いは本物です。

生まれたての赤ちゃんにサングラスのセンスはいただけませんが、マダムはいい人です。

2004/08/16(月) 寝汗をかくほどの晴れ
 マダ〜ム!
 良い子のみんなこんばんわ。お姉さんです。

 前回、ルビーを貰うためにはるばる洞窟の奥深くへと旅立ったお姉さんでしたが、その途中でマダムと知り合う機会があったので、今日は会いに行きました。

 マダムは手と足合わせて8本あるベイビーを背負い、洞窟の中なのに日傘を差しています。さすがはマダム。こんな所まで日光が届く訳がありませんが、紫外線対策に余念がありません。

 旦那さんと仲が宜しいんですね。と取り合えず挨拶をして、語り合おうと本腰を入れたときでした。

「まあ…おほほほほ。いやですわ。」と頬を紅く染めたマダムが、つまらない物ですけど…と言ってルビーをくれました。さすがマダム。

 今日はこれからしばらく、マダムを褒めちぎりたいと思います。






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